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Graduate Programs

安全保障を専攻できる大学院プログラムを紹介します。管理人がアメリカの大学院に来た都合上、今のところアメリカのプログラムばかりです。情報収集中ですので、ご協力よろしくお願いします。

アメリカの大学院には2種類あります。一つはAcademic、もう一つはProfessionalなものです。Academicは文字どおり学問の追求のための大学院プログラムで、安全保障は「政治科学(Political Science)」という学部に含まれると思われます。通常Master(修士)と Ph.D(博士)の学位があります。日本の大学院はほとんどこのAcademicなプログラムに相当しますが、アメリカの場合Ph.Dをとるのに6〜8年もかかります。もう一つのProfessionalなプログラムは、学術的なもの以外に、もっと実践的な知識やスキルを教えることが目的とされています。ですから、学生は職業経験のある人や、これから関係する職業につきたいと思っている人が主で、Masterの学位のみ、というところも多いです。
Political Scienceの学部は大体どの大学にもありますので、ここではProfessional Schoolの紹介をしたいと思います。以下大学名のアルファベット順です。
Columbia University, School of International and Public Affairs (SIPA)                    (文責:管理人)
 
所在地

ニューヨーク、マンハッタン

概要

通常RegionalもしくはFunctionalのconcentrations(専攻)から選んでそれぞれのconcentrationの必修科目を履修しなければならない。Functional concentrationsの一つがInternational Security Policy(ISP:ディレクターはRichard Betts

卒業必要単位数は54単位(一クラス基本的に3単位)

学位

Master of International Affairs (MIA)

必修科目
  • Conceptual Foundations of Interantional Politics
  • 経済学 (2 semesters)
  • 統計学
  • インターンシップ(4年以上の関連した職業経験があれば免除)  等
  • War, Peace and Strategy (by Prof. Betts、 ISP専攻者の必修)
規模

一学年全体で約200人くらい(内日本人率約10%)、ISP専攻者は増加傾向にあって現在一学年で約30人強だと思われる。ISP内の日本人数は年によって様々。政府関係の日本人が多い。

長所
  • 教授陣の層の厚さ:ISPの多くの授業がPolitical Scienceの授業で、コロンビアの著名な教授陣(Waltz, Betts, Jervis, Snyder, Shillingなど)の授業をとることができる。
  • 割と自由なカリキュラム:コロンビアの他の学部(general studies, law school, business school, teachers college等)の授業を自由にとることができるので、地域/歴史/法律研究などに重点をおいたり、Dual Degreeをとることもできる。
  • 立地:国連に近い。学生の国際色が豊か。
  • 一学期12〜19単位までは学費が同じなので、欲張ればたくさん授業がとれる(が大変)。
短所
  • 人数が多い:特にISPの専攻者が増えているので、人気のある授業に入れないことがある。
  • Conceptual Foundationsや経済学などMIA全体の必修が面倒。
  • 立地:シンクタンクや政府系機関が少ないので、学期中のインターンや就職活動などが大変。

 

(情報提供者:横山あゆみさん)

所在地
ワシントンDC
概要

エリオットスクールには、Security Policy Studies でマスターをとるプログラムと、International Affairsでマスターをとってその中で安全保障をを専攻するプログラムがある。以下はSecurity Policy Studiesでマスターをとる場合。

Required Core Field: Issues in International Security
Approved Additional Fields(この中から2つのconcentrationsを選ぶ):
-Defense Policy Analysis
-Strategy and Military History
-Transnational Security
-Science, Technology and Public Policy
-U.S. National Security Policy
-Conflict and Conflict Resolution
-Regional Security

卒業要件:40単位(3単位×12科目、4Skills Courses:1単位×4科目)、
Tool Requirement(one foreign language or statistics)

学位
Master of Arts in Security Policy Studies
必修科目
  • Politics of International Security(3単位)
  • Defense Policy and Program Analysis I(3単位)
  • Readings/Research Seminar: Strategy and Policy(3単位)
  • Macroeconomics or Microeconomics(3単位→入学直後の
    テストに合格すれば免除)
  • Capstone Course(3単位→グループ・プレゼンテーションと
    ペーパーによる卒業試験)
規模
1学年約30人(うち日本人学生1年次2名、2年次1名)、MA in International Affairsは全体で約100名程度
長所
  • 立地:ワシントンDCという好立地を生かし、数々のシンポジウム
    に参加したり、シンクタンクなどでのインターンを経験できる。
  • Consortium Courses:ジョージタウン大学など、ワシントン周辺の
    コンソーシアムに所属する大学の授業に参加し、単位を取得すること
    ができる。
  • 学生:DCの政府機関で働く人たちが学生として多く所属しており、
    彼らの考えを実際に耳にし、彼らと直接議論をすることができる。
  • 授業:ホワイトハウスや国務省でのかつての政策担当者など、DC
    での実務経験豊富な教授や講師による授業、講演を聞くことができる。
短所
  • 必修科目の数が多いだけでなく、2つのコンセントレーションから
    少なくとも3科目以上は履修しなければならないため、elective courses
    をとることができない。
  • 安全保障に特化した政策志向的かつ実践的なプログラムであるため、
    広く国際関係を学びたい人には不向きな面も多い。
  • 学生:プログラムの性格上、所属する学生はほぼ全員アメリカ人。留学生
    はほとんどいないので、議論の方向性など、アメリカ人の視点に独占されて
    しまうことがある。
  • 教授陣:実務経験者が多いため、アカデミックなキャリアを追求してきた
    教授が少ない。